はじめての抜歯
寝る前の歯磨きでフロスを使っていたら、上の一番奥の歯の被せ物がとれてしまいました。
またか…
私は、子供の頃からの不摂生がたたって、多くの歯が治療済みで被せ物、詰め物ばかり。なので毎年1回はそれがとれ、歯医者に通うことになります。もう恒例というか、定期検診の感覚です。
痛みもほぼないので翌朝歯科の予約をして、また被せ物を付け直しておしまいだろう、と気楽に出かけました。が…
歯が割れてます。抜きましょう。
診察台に座って3分と経たないうちに、あっというまに麻酔を打たれました。(これが痛いんですよね〜)
永久歯を抜くのは初めてです。親知らずだって抜いたことはありません。診察台から逃げ出すわけにもいきません。というか、予想外の事態が飲み込めてません。
麻酔がきいたら、もう歯を抜きにかかります。何か金属の棒のようなものを口(歯)にいれてぐいぐい力を込められます。
頭蓋骨にひびくガリガリ、ゴッゴッという音
薄皮一枚の向こうにすごい痛みがありそうな恐怖
何度も何度も口の中に押し込まれては取り替えられるガーゼ
(出血してるんでしょうが、麻酔で感覚はありません)
そして…先生のため息(苦戦中?)
これ、麻酔がなかったら拷問の図…
(診察台の上では目を閉じてるので、あくまでも想像図です)
これを何度か繰り返して、ようやく歯が抜けました。歯は3つに割れていたため、1回ではすまなかったのがあのため息なのかと。もともと歯はほぼ歯茎の中にしか残ってなかったので、小さなかけら3つ…。
一番力のかかる奥歯でこれじゃあ、大きな被せ物を支えられないよね…。
血がある程度とまるまでガーゼを噛んで待機… その後、ガーゼを取り替えて噛んだまま終了、帰宅となりました。診察台に座ってから20分で終わりました。
歯を抜いた穴、そのままです… 頭蓋骨むき出し?!(◎_◎;)
かさぶたができて塞がっていく…ようなことを先生にいわれました。人体ってすごいですね。このかさぶたを守るために、うがいをやさしくするようにいわれました。実はオットは親知らずを抜いた経験があるのですが、このかさぶたが上手くできず、大変痛い思いをしました。オットが帰宅後経験談を語って不安を煽ってくれましたが、幸いツマは麻酔が切れてきたタイミングで1回だけ痛み止めを飲んだだけですみました。
翌朝、目が覚めてびっくり… 抜歯部分に煮こごりがあるっ?!
失った歯の大きさくらいのぷよぷよツルツルしたものが、はりついています。抜歯のかさぶたってこんなにおおきいものなの? これを大事にしなくちゃいけないの?(舌でそーっとなでなで)。歯科に消毒に行った時に先生に聞いてみると、これ、コラーゲンの薬なんだそうです。本当に煮こごりでした(笑)口の中のキズパワーパッドみたいなかんじでしょうか?
というわけで、はじめての抜歯は順調にすみました(塞がるまではまだまだかかりますが)。
オットは親知らずを数回(1回は大学病院で)抜いているのですが、私ははじめての抜歯で歯の数が1本減ってしまいました。中身のなくなった歯茎の感触って…なんか寂しいですね。また一つ、歳をとったと感じる出来事でした。子供の頃から歯茎が腫れやすく、私は歯周病で歯を失うのだろうと思っていたのですが、虫歯治療の末に失ってしまいました。8020運動(80歳で20本歯を残す)というのを聞いたことがありますが、私はあと7本です…どきどき。
みなさん、歯と歯茎は大切にしましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません