ステッカー作り-作成編
ステッカー作りの工程を、順を追って書いてみます。
カット
カッティングマシンは、ローラーが回ることで上下にカッティングシートを動かし(Y軸)、カッターが左右に動くことで(X軸)シートを切ることができるマシンです。ペンプロッターのペンがカッターになったものなんですが、プロッターが一般的じゃないかな?
カッティングシートは手作業で切ることもできますが、カッティングマシンは今回のように大きい曲線を滑らかに切るのが得意だし、なによりデータさえ出来てしまえばカット時間が早いです。マシンは25cm幅がカットできるもので5万円ほどしました。私は枚数はあまり作っていませんが、6年間、車2台飾って、貼り直しまでできてるから、まぁ元は取れたかな、と。
カット用のデータは、線画(ベクターデータ・ドローデータ)で作らなくてはなりません。最新のカッティングマシンはスキャン機能がついていて、PCなしでイラストからカット用データを作れるようですが、ステカにその機能はありません。
というわけで、自分でIllustratorでコリコリ線画を描いています(得意分野です)。
メジャーで測って作ったキャンピングカーのドアの下絵の上に、クマの絵を描き、それをシート幅で分割します(今回は5枚はぎ)。
今回は前回のデータが残っていたので、すこし修正を加えるぐらいで済みました。
カッティングシートを必要な長さに切り、カッティングマシンにセットして、カット開始!
失敗すると、セットしたシートがゴミになります。
この時セットしたシートは50cmで500円ちょっと…(O_O)どきどき
カス取り
カットし終えたカッティングシートの、いらない部分(カス)を剥がします。
カッターを使わずにこの作業ができるよう、カット線をいれるようになりました(あまりカット線が密集すると、カット中にはがれやすくなるデメリットもあるんですが)。調子にのって剥がしてると、けっこう失敗します。目や鼻の穴が剥がれてしまい、何度か福笑い状態になりました。
実はステッカーは、貼る面積より捨てる面積の方が大きいんです。カットできない端は必ずゴミになりますしね。特に今回のように大きくて塗りつぶした面の少ない絵は、カスが山のようになってお金を捨ててる気分になります。
転写シート貼り
カス取りがすめばステッカーとしては出来あがりですが、このままでは車体に正しい位置で貼れません。そのために転写シート(リタックシート、アプリケーションシートとも。弱粘着の透明シートです)を上から貼ります。
できあがり
以上の作業で、ステッカーができあがりました。
左下の小さいステッカーは、カス部分を使って作りました。
もったいないんだもん。使うあてはないけど(笑)
(貼り編につづく)
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